Magic Research 2 海外レビュー分析
好評92.6%の理由と不評点

本作は『Magic Research』の開発者が手がけたインクリメンタルRPGで、呪文を学びながら強敵と戦い、複数のウィザードに呪文を唱えさせながら賢者の石の入手・製作を目指す作品である。
英語レビュー500件を集計した結果、好評率は92.6%で「非常に好評」帯に位置する。前作からの進化とジャンル屈指の完成度を評価する声が多数を占める。一方、リセット後の再セットアップや終盤の反復作業をテディアスと感じる声も一定数ある。
好評の理由トップ3
インクリメンタル/放置ジャンルとして屈指の完成度との評価
4分の1全チャンクを通じて最も多くの言及を集めた要素で、その重みは全体の4分の1強に達する。「これまで遊んだ中でベストのアイドルゲーム」「ジャンルを新たな高みへ引き上げた」といった評価が繰り返し登場し、一作品としてだけでなくジャンル全体の到達点として語られている。あるレビューは
Steam Review · 英語原文“one of my top 10 games of all time. Takes the incremental game genre to new heights.”
史上トップ10に入るゲームの一つで、インクリメンタルというジャンルを新たな高みへ引き上げている(出典:Steamストアの英語レビューより)
前作『Magic Research』からの進化
1割強言及の重みは1割強。QoL(生活の質)機能の追加やシステムの改良を評価する声が多く、前作の既プレイ層からの評価が特に高い。あるレビューは
Steam Review · 英語原文“A vast improvement over the original which was already great.”
既に素晴らしかった前作から、さらに大きく進化している(出典:Steamストアの英語レビューより)
ストーリー・ナラティブの完成度
1割弱言及の重みは1割弱。テキスト主体のインクリメンタルゲームでありながら、明確な目的地とエンディングを備えた物語構成が評価されている。後述のプレイ時間分布でも長時間プレイ層が大半を占めており、物語を最後まで追いたくなる設計が長時間プレイを後押ししている可能性がある。
不評・低評価の理由トップ3
リセット後の再セットアップや終盤の反復作業のテディアス感
1割に満たない言及の重みは1割に満たない水準ながら、装備の再構成やプレステージのたびのセットアップのやり直しを面倒に感じる声がまとまって挙がっている。あるレビューは
Steam Review · 英語原文“Reconfiguring every single mechanic every single reset is incredibly tedious.”
リセットのたびに全てのメカニクスを再設定するのは非常に面倒だ(出典:Steamストアの英語レビューより)
ボス戦の難度とバランスへの不満
1割に満たない言及の重みは1割に満たない。特定のビルドを組まないと突破しづらいボスの難度が壁になっているとの指摘があり、試行錯誤の多さを負担に感じる声がある。
UIと操作性の使いにくさ
言及の重みはさらに小さい。インベントリの整理のしづらさやウィンドウ管理の煩雑さを指摘する声があり、情報量の多さに対してインターフェース側の整理機能が追いついていないとの指摘が目立つ。
少数派の不満点
全体として高い評価を獲得している本作だが、一部のプレイヤーからは前作『Magic Research』と比較した際の目新しさの乏しさを指摘する声もある。「前作に手を加えただけで、前作をプレイ済みなら購入する価値は薄い」といった趣旨の意見のほか、テキストのタイプミスや翻訳・ライティングの粗さを指摘する声、リリース後に報告されたセーブデータ消失の不具合(開発側で対応済みとされる)、クラウドセーブの同期不良やアイテム売却ボタンの不具合を挙げる声も少数ながら見られる。またジャンル分類そのものについて、「実質的にはアイドルゲームではなく能動的なプレイが前提になっている」との指摘もあり、購入前にジャンルへの期待値をすり合わせておく必要がある。
日本語対応状況
公式の対応言語は英語のみで、日本語のインターフェース・字幕は用意されていない。なお本稿の集計時点で日本語レビューは4件のみと極めて少なく、傾向を語れるだけの母数がないため参考値にとどまる。購入判断にあたっては、テキスト主体のゲームであることも踏まえ、英語表記への対応を前提に検討したい。
レビュー投稿者のプレイ時間分布
レビュー投稿者500件のうち412件(約82%)が50時間以上プレイした上でレビューを投稿しており、10〜50時間が57件(約11%)、10時間未満は31件(約6%)にとどまる。長時間プレイを経てから投稿されたレビューが大半を占めており、腰を据えて長く遊び込まれている作品であることがうかがえる。
どんな人に向いているか
能動的なビルド構築やボス攻略の試行錯誤をじっくり楽しみたい人、長時間遊べるボリュームを求める人に向いている。
リセットのたびに設定をやり直す作業やUIの整理のしづらさに強いストレスを感じる人には向かない可能性がある。