Cultist Simulator 海外レビュー分析
好評76.4%の理由と不評点

Cultist Simulatorは、1920年代調の終末的な世界観を舞台に、禁断の知識を追う探索者としてカードを操作するカードゲームである。
英語レビュー500件を集計した結果、好評率は76.4%で「ほぼ好評」帯に位置する。ロア・世界観の作り込みを評価する声が多い一方、チュートリアル不在による分かりにくさが不満の中心となっている。2025年11月前後を境に評価の推移にも変化が見られる。
好評の理由トップ3
ロア・世界観・ライティングの質
3割弱全チャンクを通じて最も多く言及される要素で、目安として3割弱のレビューがこの点に触れている。1920年代調のオカルト的な世界観と、断片的に明かされていく秘密の歴史が高く評価されている。あるレビューは
Steam Review · 英語原文“The worldbuilding is some of the best I've ever seen in any medium”
あらゆる媒体の中でもトップクラスの世界観構築だと感じる(出典:Steamストアの英語レビューより)
発見・試行錯誤によるやりがい
1割強好評レビューの1割強が挙げる要素。チュートリアルが用意されていない分、自力でカードの組み合わせや因果関係を解き明かしていく過程そのものを報酬として評価する声が多い。あるレビューは
Steam Review · 英語原文“the joy of the game is in discovering your own breakthroughs”
自力でブレイクスルーを発見していくことこそがこのゲームの喜びだ(出典:Steamストアの英語レビューより)
中毒的な没入感・時間を忘れるプレイ体験
1割1割に届かないものの一定数が触れる要素で、起動すると数時間単位で没頭してしまうという声が複数見られる。世界観と探索体験が組み合わさることで、長時間プレイへの抵抗感を薄れさせている。
不評・低評価の理由トップ3
チュートリアル・説明不足
2割強不評レビューの中で最も多く挙げられる要素で、目安として2割強のレビューが指摘している。ゲームのメカニクスやカードの意味が一切説明されないまま進行するため、序盤で何をすればよいか分からないという声が目立つ。あるレビューは
Steam Review · 英語原文“The game teaches you absolutely nothing”
このゲームは何も教えてくれない(出典:Steamストアの英語レビューより)
グラインド・繰り返し作業の単調さ
1割強1割強が挙げる要素。メカニクスを理解した後は同じ手順の繰り返しになりやすく、単調さを指摘する声が多い。あるレビューは
Steam Review · 英語原文“once one actually understands how the game is played, it becomes grindy and unfun”
ゲームの仕組みを一度理解してしまうと、単調で楽しくなくなる(出典:Steamストアの英語レビューより)
タイマー管理・待機時間の負担
1割1割に届かない程度だが継続的に挙がる要素で、スキップできないタイマーを見ながら待つ時間の長さが負担として指摘されている。数十時間に及ぶ1回のプレイ中に不測の事態でカルトが崩壊すると、それまでの進行が失われる点への言及もある。
評価の転換点
月別推移を見ると、2025年8月には102件のレビューが投稿され好評率92.2%とピークに達した後、9月84.8%、10月64.5%、11月66.7%、12月64.0%と好評率が60%台まで落ち込む月が続いている。集計上、2025年11月が評価の転換点候補として検出されており、この時期を境に好評率の水準が一段下がったまま、2026年に入っても完全には回復していない(2026年1月74.4%、2月57.1%、3月75.0%など月ごとの振れ幅も大きい)。
日本語対応状況
対応言語には日本語が含まれており、公式に日本語UI・字幕が用意されている。
レビュー投稿者のプレイ時間分布
レビュー投稿者500件の内訳を見ると、50時間以上プレイしてからレビューを投稿した層が230件(約46%)と最も多く、10〜50時間層174件(約35%)、10時間未満での投稿は96件(約19%)にとどまる。長時間プレイ後にレビューを書く読者が半数近くを占めており、短時間で離脱して評価を残す層は相対的に少ない。
どんな人に向いているか
文章と世界観をじっくり読み込みながら、自力で試行錯誤してメカニクスを解き明かしていく過程を楽しめる人に向いている。ロアや雰囲気に没入し、時間を忘れて周回できるタイプのプレイヤーとも相性がよい。
丁寧なチュートリアルなしに手探りで学ぶことに抵抗がある人や、メカニクス習得後の反復作業・スキップできないタイマー待ちに苛立ちを覚えやすい人には向かない可能性がある。